去年の10月から後輩の河西がスタイリストになりました。
わたしは3月になれば社会人になってから丸5年になります。
美容師としても5年。4月からは一つ数字が増えて6年目です。
少しずつ成長して行く後輩を見ていると2年目3年目あたりの自分を思い出します。
何が出来ないのかも分からないけどとりあえず練習してみたり、好きな美容師さんの講習を受けに東京へ行って道に迷ったりしていました。
このまま美容師を続けるのか。今決断しなければ次の決断はいつなんだろう。と考えた事もあります。
今思い返して見ると他にもっと簡単な道のりもあったんだろうとも思うし、周りにもっと助けを求めていたらそこまで悩む必要もなくて違う角度から自分を見る事も出来たのかも😯笑
でも今となってはそれもわたしの一部で、きっと今の自分になるためには必要な事だったんだろうと思います。
河西には今どんな事が必要で、それを吸収してどんな美容師になるのか考えるとワクワクします☺️
たぶんお客さまもみなさん気付いてらっしゃると思いますが、BOLEROは一人一人個性が強いです。自分の色を怖がらずに出す事の出来るスタッフ達です。
河西が入社した時はこの個性的なメンバーの中で気圧されないかな、大丈夫かなと様子を伺いながら仕事をしていた事もあったけど、今では河西も自分を出せる人間になりました😉笑
わたしもそんな先輩達に埋もれないように必死でした。
アシスタントだった時は、どうしたら「樋口さんのアシスタント」「橋本さんのアシスタント」ではなく「佐藤奈央」として仕事が出来るのかを考えていました。
そしてアシスタントの立ち位置ではスタイリストに守ってもらえるけど、いずれ一人でお客さまを担当して行かなきゃいけない、独り立ちした時に急に「美容師」になれるのかもすごく不安でした。
始めの半年間はカウンセリングからご退店までの間緊張し過ぎでずっと汗をかきながら接客していました。
今河西も同じ状況なのかな、と考えると力を貸してあげなきゃと思います。
結局美容師は個人プレーの割合も多いし、何を吸収して自分をどうプレゼンして行くかは自分次第。
そう思っていたのでつい最近までは頑張るなら自分で頑張れば良い。自分が頑張れない人はフェードアウトして行けば良い。という思考でした。
でも自分が辛かったときやモヤモヤ悩んでいた時に先輩が助けてくれた事がたくさんありました。
その時すぐにはわからなかったこともあるけど、それを超えてから振り返って考えると優しさがたくさんあった事に気付かされます。
そんな経験からわたしも同じ事をしてあげたいと思えるようになりました。
技術や知識の面で少しづつ成長出来てるかな、と感じる事はたまにあるけど、内面の変化の方が大きく感じます。
気持ちの持ちようで仕事内容は大きく変わる事も知りました。
自分以外の誰かの事を考える事が 自分自身と向き合うきっかけになる事も知りました🌷
技術はどんな美容師からでも教わる事は出来るけど、わたしは想いも悩みも河西に伝える事が出来る。
辛くて苦しかったことも少なくはないけど、何となくで仕事をして来なかった事はわたしの財産になっています。
そして辛い事や苦しい事に明るい気持ちを吹き込んでくれるお客さまや先輩もわたしの大切な財産です😌
これからもきっとたくさんたくさん増えて行くんだろうと思います。
と、ここ数日そんな事を思い出していました。
いつかわたしが先輩で良かったって思ってもらいたいな😆
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